学生時代、都内有名な場所の壁画を描いていたことがあった。

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学生時代、都内有名な場所の壁画を描いていたことがあった

★53歳 男性

学生時代、都内有名な場所の壁画を描いていたことがあった。その描き方はいろいろな意味で勉強になった。手元に印刷されたものがあり、それを5m四方くらいの壁画に拡大して模写するのだが、時間の使い方と方法が段取りという意識付けに役だった。
まず手元資料に縦横の補助線を引いて、壁にもその補助線を引くことから作業は始まる。縦線、横線のどこの位置で交差しているか、その絵のアウトラインを見当して、壁に拡大模写していくのである。この下書きをしっかりやっておくことが、後々の作業時間の短縮に繋がることを知ったし、ものごとの段取りの付け方を知った。
その後着彩していくのだが、絵の具の厚塗りは百害あって一利なし…ここでもテクニックの必要性と手際を学んだ。薄く全体を見ながら、色を付けていく。その後だんだんと濃くしていきながら、俯瞰してみながらの作業。ミクロ、マクロの作業だ、ここをいい加減にしておくと結局、形が狂ってきて変な壁画になるのだ。
それと段取りの重要さは時間の効率にも及んだ。住んでいた場所から、都内某所は交通費が掛かるところで、可能であれば一晩で描ききることが重要だった。交通費が出ないことで、自分たちの取り分を多くするための方策だったが、ここで肉体的にも作業段取りの重要性を思い知った。
その後、社会人になった時に、そのことは十分に発揮されたと思う。

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